外傷の場合(どこかにぶつけた・手術したなど)
この様な場合は、急性痛という痛みが発生します。
これは体の組織が損傷し、炎症を起こす事で急激に起こる痛みであり、
安静にする、冷やす、下肢をあげる、患部の圧迫など
患部にストレスをかけない様にします。
そうする事で痛みが消失していく様であれば急性痛でしょう。
以上の様な適切な処置を行っていれば、焦らなくて大丈夫です。
念の為、その後病院を受診する事をお勧めします。
また急性痛には強い痛みを発する事で自分の身体を守るための、
警告機能としての役割も担っています。
この様に外傷に伴う急性痛は、強い痛みを引きを越す事が特徴なので、
焦らず確実に対処していただく事で、予後も良好です。
※損傷箇所が筋肉であれば、以上の様な対処で症状が落ち着く場合が多いです。
痛みや炎症が落ち着いても、靱帯や半月板・骨が損傷している場合もあります。
この場合は、病院を受診し場合によっては手術適応となります。
症状は良くなったが、歩く時やスポーツ時などに痛みがある。2週間以上熱を持っている・腫れているなどの時は、病院を受診してください。
慢性的な痛みが続いている場合
一般的に3〜6ヶ月以上続く痛みは、慢性痛です。
これは身体の中でどの様な事が起こっているかというと、
外傷や手術の場合は、大きなストレスが一時的に膝にかかり
大きな痛みを発生していましたが、
慢性痛の場合は、自分ではなかなか気づかない、比較的小さなストレスが
日常的に起こり、常に炎症が起こっている状態です。
なぜこの様な炎症起こってしまうかと言うと、
身体が硬いや筋力が無いなど、膝周囲の筋力や柔軟性原因で
日常的な歩き方や立ち方などの動作に異常をきたしてしまっている事が
挙げられます。
考えられる疾患は、、、、
化膿性膝関節炎・変形性膝関節症・関節リウマチ・複合性局所疼痛症候群(CRPS)など様々です。
また心理的・社会的要因(ストレスなど)で起こる場合もあります。
この様な場合は、自力で治すと言うことはなかなか難しいので
一度病院を受診し、リハビリなどの適切な処置を受ける事をお勧めします。
そうする事で、日常的な異常動作が改善していき痛みを改善する事ができます。
ただ、『膝』と言う関節は歩行など日常的にどうしても負荷やストレスをかけざるを得ない関節です。
そのため注意していただきたいのが、
変形性膝関節症の場合は進行性疾患であるため
基本的には手術をしなければ完治ということはありません。
しかしリハビリにより進行を遅らせ、
中には痛みが消失される方もいらっしゃいます。
進行を遅らせるためには、日常的なセルフケアと
膝に負担をかけない様に動作を行う事が重要です。
まとめ
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